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伊藤塾について
伊藤塾は、真の法律家・行政官を育成することを目指した、難関資格を中心とした資格取得の予備校です。中でも、予備試験/司法試験業界において、圧倒的なNO.1の受講生数・実績をほこっている最大手の予備校です。2018年度の予備試験合格者433名のうち、309名は伊藤塾の何かしらのサービスを使っていた(伊藤塾調べ)というほど。
教室型の講義を基本としており、伊藤真先生が看板講師として伊藤塾の知名度をあげています。業界最大手だけあって講座の価格もかなり高めですが、それだけ多くの講義を受けることができます。
伊藤塾の講座の特徴
1. 伊藤真先生をはじめとした豪華な講師陣
2. 基礎を徹底的に学習
3. 講座が高価格
豪華な講師陣
伊藤塾といえば伊藤真先生といっても過言ではないほど、司法試験業界では名の馳せた名講師です。伊藤先生はとにかくカリスマ性がすごく、多くの受講生が”教祖”と崇めるほど。体験授業で伊藤先生の話を聞いて虜になりそのまま入塾を決める、というパターンがよくあると耳にします。
また、伊藤塾自体、システムなどに新しさや特別なものはなく、伊藤先生のわかりやすい講義を一番の魅力にして講座を売り出しています。しかし、実際に多くの授業を担当しているのは実は伊藤先生ではありません。ここは注意しなければなりません。
ここで、伊藤塾の中心講師3名を紹介します。
呉明植先生
弁護士。慶應義塾大学文学部哲学科卒。
伊藤塾で長年基礎講座を担当しており、講師としての経験・実績は十分だと言えます。話のわかりやすさにも定評があり、安定感があります。また、「択一の合理的解放」と「合格答案作成法」についてこだわりがあり、指導の中心となることも多いです。
ただ、今と昔で指導スタイルを大きく変えており、合う人と合わない人の差が大きいようです。
本田真吾先生
弁護士。上智大学外国語学部卒。
2006年、論文試験1位という成績で司法試験に合格し、2009年から伊藤塾で講師をしています。まだまだ若手ですが、伊藤塾の丁寧に1つ1つ解説していくスタイルは、ほかの先生と変わりません。
法学部卒ではないため、初学者の気持ちを理解した上で丁寧に授業を進めてくれることに定評がありますが、それゆえ補講がどんどん増えていってしまうらしいです・・・。
伊関祐先生
弁護士。東京大学法学部卒。中央大学法科大学院修了。
伊藤塾では学生のときからスタッフとして働いており、伊藤塾の考え方にどっぷりつかっていると言えるでしょう。論文問題の作成を手がけており、伊藤塾答練の多くを伊関先生が作っています。
また、講義自体はほかの先生に比べてスピード感がありますが、その分わかりやすさに欠けるという声もあることは事実です。
伊藤塾の講座は基礎重視
伊藤塾は、その講義時間の長さと多さも有名です。講義を通して、基礎から徹底的にじっくりゆっくり多くの情報をインプットしていきます。伊藤塾の予備試験講座の基本は、合格まで2カ年計画となっており、はじめの1年で基礎、次の1年で応用・論文というカリキュラムが組まれています。
具体的には、法律基礎科目のインプットである「基礎マスター」だけで500時間以上の講義が組まれています。また、多くの先生が補講を行うので、実際の講義時間はさらに多くなります。
ゆっくり合格を目指す方、0から10まで全部指導して欲しいかたなどには良いかもしれません。ただ、早期合格を目指す方、そこまでの学習時間が取れない方には厳しいカリキュラムだと言えるでしょう。
しかしのりこくん、予備試験・司法試験合格を目指すためには500時間をはるかに超える学習時間が必要なんだぞ、それくらいで気が遠くなっていてはいかんぞ!
つ、つぎ、いきましょう。高価格、という部分について教えてください。
伊藤塾の講座は高価格
伊藤塾の講座は丁寧な講義を受けられる反面、講座がかなり高額で簡単に払えるものではありません。予備試験合格までのスタンダードのコースは120万円以上します。金銭的余裕がある方にとっては受講するメリットがある講座であることに間違いありませんが、万が一合格できなかったことなどを考えるとリスクも大きいと言えます。
伊藤塾では、優秀な受講生に対して奨学金制度を設けています。経済的に厳しい方はチャレンジしてみても良いかもしれませんが、かなり高いハードルと言え、初学者が奨学金を受け取れることはまずないと考えて良いかもしれませんね。
3つの講座の特徴を話したがわかってくれたかの?
伊藤塾は、豪華な講師陣の丁寧な授業を強みとしていて、基礎を徹底的に時間をかけて学習していくスタイルなんですね。それゆえ、時間とお金はかかる!そういうことですね!
伊藤塾のメイン講座
司法試験(予備試験・難関法科大学院共通)コース
司法試験合格までを見据えた伊藤塾の最もスタンダードなコースです。予備試験と法科大学院の両方を目指すことができます。基礎マスターと論文マスターがカリキュラムのメインとなっています。
司法試験(予備試験1年合格)コース
司法試験合格までを見据えたスタンダードコースを短期集中型で受講できるプランです。本来は2年のコースを1年で受講するため、カリキュラムはかなりきつい設定となっています。
最後に伊藤塾がどこにあるのかだけ伝えておこう。
伊藤塾の校舎について
関東:東京校(渋谷)、高田馬場校、御茶ノ水校、立川校、横浜校
その他:名古屋、京都、梅田最近はオンライン講座も増えていますが、オンラインを利用したなにか特別なシステムがあるわけではありません。そのため、伊藤塾のよさである講師の丁寧な指導を受けるには、教室で実際に受ける方が良いでしょう。
伊藤塾のHPや予備校比較ランキングも参考にな。
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