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スタディング(旧:通勤講座)について
スタディング(旧:通勤講座)は、「忙しい方こそ、もっと活躍して頂きたい。」という思いから、中小企業診断士の綾部貴淑社長が2008年に始めたサービスです。「学びやすく、わかりやすく、続けやすい」学習手段を目指して、低価格でオンライン講座を提供する予備校となっています。中小企業診断士はもちろん、司法試験や予備試験、司法書士や行政書士などの難関資格を主として取り扱っています。扱う資格を年々増やしており、今後も新たな講座に進出していく可能性があります。
特徴としては、隙間時間にスマホを使って学習できることにこだわっていて、テキストも全てオンラインで見るようになっています。講義数や授業内容が基礎的なものに絞られており、その分価格も業界最安値で、大手予備校の10分の1程度と言えます。講義数が絞られている分それだけを受講していては合格レベルに達することは難しいのが現状ですが、難関資格に取り掛かるスタートとしては手が出しやすい予備校です。
さ、私のことはもういいです。スタディングの講座の特徴を教えてください。
この通勤時間に勉強できるという部分の詳細も含めて、スタディングについて話していこう。
スタディングの講座の特徴
スタディングは完全にオンライン専門じゃ。特徴は次の3つ。
- 隙間時間の学習が可能
- 超入門講座のみのカリキュラム設定
- とにかく低価格
隙間時間の学習が可能
スタディングは、通勤時間や移動時間、昼休み、待ち時間、就寝前後など、ちょっとした隙間時間に気軽に勉強ができることを一番の売りにしています。オンライン専門の講座であるため、スマートフォンやPC、タブレット端末で受講することができ、机に向かう必要がないということです。隙間時間の学習を可能にすることで、忙しい社会人の方でも資格取得が可能となることを目指しています。
隙間時間の学習を可能にするため、いくつかの工夫がなされています。
まず、1講義30分でカリキュラムが組まれている点です。これによって、キリの良いところまで講義を見終えることができ、講義が途中視聴になって流れがわからなくなる、といった悩みを解消しています。
また、テキストは全てオンライン上でのみ見れることになっています。通勤時間に片手にスマートフォン、片手にテキスト、というのは現実的ではありません。そのため、全てオンラインで見れるようになっているのです。ただ、オンライン上でテキストに書き込みができたりレジュメが編集できたり、といった機能はなく、講義を聞きながらメモをしたり重要なところにラインを引いたりすることはできません。
さらに、隙間時間をつかって問題演習を行うことも可能です。通勤問題集では、オンライン上でマルバツ問題や短答式の過去問を解くことができ、知識の確認を行うことができます。しかし、論文問題を解くことはできません。
あの、ところで、いまの予備試験おじさんのお話を聞いている限り、隙間時間の学習は講義を聞くかマルバツ問題を解くくらいしかできないように感じたんですが、本当に隙間時間の学習だけで予備試験や司法試験の論文問題が解けるようになるんでしょうか・・・?
まず、隙間時間に講義を聞くことは可能じゃ。しかし、なにかメモをとりながら聞くことは不可能じゃ。電車に乗っていることを想像してくれたらよくわかるじゃろ。だから、講義を聞いた後、どこかでゆっくり場所と時間をとってその講義の復習をする必要がある。そう考えると、実際は隙間時間の学習だけでは予備試験や司法試験という難関資格に合格することはできないんじゃ。
次に、のりこくんも言ってくれた論文問題の対策についてじゃ。これを踏まえて特徴の2つ目を話していこう。
超入門講座のみのカリキュラム設定
スタディングの総講義時間は100時間ちょっとと、かなり少なくなっています。多くの予備校が長時間の講義時間をカリキュラムに設定している中で、異例とも言える少なさです。本当に合格に必要な情報だけを絞り込み、反復と継続、チェックと復習のしやすさによって、この講義数でも予備試験合格が可能になるということです。
しかし、膨大な知識量が必要になる予備試験・司法試験において、この時間数で必要となる全ての情報をインプットすることはかなり厳しいと言えるでしょう。また、インプットだけでは試験に合格することができません。アウトプットの方法、すなわち論文問題における知識の使い方や論文の書き方も学習し、実際にアウトプットを繰り返す必要があります。そうなってくると、この講義数は合格を目指す上では現実的ではありません。実際、短答式試験に合格したという実績はありますが、論文式試験に合格したという声を耳にしたことがありません。
講義自体はスライドを使ってわかりやすい見た目となっているため、初学者がとっつきやすく、壁を感じることなく法律について学び始めることができるようになっています。ただ、内容はかなりの入門編・基礎編ということができ、レベルは決して高くありません。そのため、この講座だけを受講して予備試験に合格することはかなり難しいと言えます。
とにかく低価格
スタディングはそのカリキュラムが基本のみとなっており、価格も非常に安くなっています。
予備試験合格を目指すフルパックのコース(論文対策つき)が、なんと13万円弱という価格設定です。伊藤塾の約10分の1ということができ、その安さはどの予備校よりも圧倒的です。そのため、いったん予備試験の学習を始めてみたい、本気で目指すか実際に講義を受けてから決めたい、という方には手を出しやすいでしょう。紙媒体の教科書を一切なくす、教室を持たないなど、徹底的なコストダウンがこの価格を可能にしています。
スタディングは、通勤などの隙間時間に効率よく学習ができるよう工夫されていますが、その内容は超入門のものばかりで合格までは期待できません。ただ、その分講座はかなり安く購入できます。
こんなところですかね。ところで、スタディングでは実際どんな講座があるんですか?
お、そうじゃな、そこの紹介をしよう。
スタディングのメイン講座
予備試験合格コース
初学者が予備試験合格コースを目指すプランです。これは、ミニマム(基礎講座7科目+t短答演習)、スタンダード(基礎講座7科目+短答演習+論文対策)、プレミアム((基礎講座7科目+短答演習+論文対策+実務基礎)の3つのコースから選ぶことができます。
法科大学院生のための司法試験合格コース 総合
法科大学院生が司法試験合格を目指すプランです。これには、法律の基礎から学び短答式対策を行う「基礎コース」と、論文式対策の「論文対策コース」の2つのコースが含まれます。
さあ、最後にスタディングの校舎に関してじゃが、さっきも少し話したが、スタディングには校舎が1つもない。他のオンライン予備校にあるような、個別サポートも実施しておらん。
スタディングのHPや予備校比較ランキングも参考にな。
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